町指定史跡
元城址

元城址

・西・北の三方が急崖に囲まれた丘陵上に築かれた中世の山城。城の主な構造は二つの主郭、南側の幅約50メートルにも及ぶ大規模な五重の空堀、腰郭などからなる。

吉3年(1443年)南部氏に敗れた安藤氏は十三湊を廃棄した後も、領地回復のため度々津軽に上陸し、南部氏と抗戦した。享徳2年(1453年)安藤義季が狼倉で敗死し、安藤嫡流が断絶した後も残党が深浦に城を築いて抵抗した。元城はその際の深浦館と考えられている。